都心地下街で思う、自分で自分の首を絞めている!?


少し古いデータになりますが

新宿駅の1日の平均乗降者数は
約347万人(2016年)と
なっており、
地下道などで接続する西武新宿駅・
新宿西口駅まで含めると
約371万人(2016年)に
までなるとのこと

また

2011年には
世界で最も忙しい駅として
ギネスに認定されているみたいです。


日本では、

人口が100万人を割る
都道府県が
これからどんどん増えて
くると思われますが、

そのような
3つの県の人口を
足した数より

1日の新宿駅を使う人口の方が
多いということになります。

おったまげー!です。


一極集中が過ぎると思います。

そのための弊害も
たくさん出ており
地価の高騰もその一つと
思います。


新宿には
「サブナード」と「京王モール」
という地下街があります。

先日それら地下街を歩いていて
思ったことがあります。

それは…

新宿という人通りが多い
地下街でも
空き店舗が増えて来た

ということです。


僕は新宿地下街を歩いてみて

飲食店は残っているのですが
アパレル店は撤退している

という印象を受けました。


思い起こせば
2020年

コロナ禍となり
街が静寂に包まれた
時期がありました。

新宿は歌舞伎町という
繁華街を控えているので
余計に静かになった
と感じました。


その頃より

新宿の地下街でも
ポツポツと空き店舗が
増えてきました。

そして、やっと

去年の後半辺りから
ウィズコロナで経済を回す
機運が高まり

街に人出が戻ってきたように
思っていたのですが、

その後も撤退する店舗が
後を絶たなかったようです。


元より

アパレルは厳しいと
言われていましたが、

新宿でも
このような状態とは…


きっとアパレルだけではない
と思うのですが、

・小売りは売れないので
粗利を下げてでも安売りする

・メーカーも粗利を下げて
質が余り良くない商品を作る

・小売りは売れ残った商品を
投げ売ってでも、売ろうとする

・それでも残った商品は
お金をかけて廃棄処分する

・メーカーは同じような
安い商品をまた作る

以下繰り返し。


書籍も

売れないから
色々な著者に本を書かせ
書店に並べているようです。

しかし

面白くないから売れない
という現実もあるよう。

そうすると業界としては困るので

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」
という考えで
ますます色々な本を出版する

そして売れ残った分を
お金を出して廃棄処分する

と聞いたことがあります。


家電も
負動産も

その他多くの業界も
構造的には同様かも知れません。


これじゃ、国民は

忙しいのに
ますます貧乏になっていく

のではないでしょうか。

これで良いのでしょうか。


僕は、

「この忙し貧乏ループを
いい加減もうやめましょうよ」

言いたいです。

※政府等もこのことに関しては
苦心しているようです。


(話変わって…)

僕が大学生だった頃
東京駅近辺は

丸の内や八重洲と言った
ビジネス街ということもあり

東京駅地下街でも
高級品店が多くあったように
記憶しています。

それが先日歩いてみると
空き店舗はなかったのですが

・ドラッグストア
・ディスカウントストア
・百円ショップ

がテナントとして
入店していました。


百貨店でも
百円ショップが入る時代
なのでしょうがないかも
知れませんが、

日本人の可処分所得が
減っているのでしょうね。

う~ん


あれっ?

ということは…

僕を含めた国民全体が
自分で自分の首を
絞めているということか

というのも
僕も値段が安い方で
買う癖がついているから

ガックシ!

P.S.

先日
新宿地下街の献血ルームで
献血しました。

30年以上ぶりです。

僕は腎臓が一つないので
献血する前に問診して下さった先生が

「どうしようかな~。
献血してもらって大丈夫かな~」

とブツブツ言いながら
お医者さんの専門書をパラパラめくり

「今日は献血させて頂きますけど、
腎がんを摘出してくだった先生にも、
献血している旨を
伝えてくださいね」

と言われました。

その後、献血をしてもらったのですが
その時僕はスタッフさんに

「コロナで献血に来る人は減ったのですか?」
とお聞きしたところ

「献血ステーションに来て下さる方は
だいぶ減りました」
とおっしゃった後、

「それ以上に献血車が出せなくなったので
血液の確保がより難しくなったのが現状です」
とおっしゃいました。


世の中を見渡して
コロナの影響は大きいと感じます。

完全にコロナ前に
戻ることはないでしょうけど

色々なところで見かける
「忙し貧乏」的な歯車を
逆回転させたい

などと思っているのですが…

(言うは易く行うは難し)

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