お客様を絞り込む恐怖との闘い
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よく
「買って頂きたい
お客様像を絞り込め」
って言われますよね。
これを
「ターゲットを絞れ!」
って表現する方もいます。
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その方が
チラシなどでメッセージを
発するにしても
「刺さる文章」が
書けると思います。
ある特定のお客様にだけに
刺さるメッセージをお届けし、
自店のファンを作るのが
目的であれば
当然のことかな〜
なんて思います。
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そしてそのメッセージは
結果的に
同業他社との差異を
訴求することになるだろうな〜
なんて思います。
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しかし多くの経営者にとって
お客様を絞ることは
恐怖でしかないようです。
「今以上にお客様が減ったら
どうすれば良いのだ!」
との思いがあるからだと
思います。
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このような
思いがあるがゆえ
様々なお客様の
ご要望をお聞きし、
時間の経過とともに
商品・サービスの
ラインナップが増え続け
「何が売りたいのか?」
「どんな特長があるのか?」
が却って
お客様に伝わらなく
なってしまう…
そして
経営者様自身も
「そもそも何を
売りたかったんだっけ?」
とか
「うちはどんな特長が
あったんだっけ?」
と思うようになる。
そんなことはないでしょうか。
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(話飛びますが…)
人口減少・
少子高齢化が進む地域で
対象のお客様を絞ると
どうなるか?
リアル店舗では
お客様が減る可能性が
高いと思います。
そもそも少ない人口なのに
そこからさらに
対象とするお客様を絞る
わけなので…
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それが嫌なら
何でも揃う
「万屋(よろずや)」
にするか、
お客様一人当たりの
販売単価・粗利を
上げるしかない
ように思います。
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正解はないけれど…
常に経営環境を睨みながら
「自分は何がしたいのか?」
を問い続けるしか
自分なりの解答は導けない
ものかも知れませんね。
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中途半端なポジショニングが
一番売上を下げているのかも
知れない…
なんてことも思う今日この頃です。
P.S.
売上=見込顧客数×成約率
という式を学びました。
「見込客数」と「成約率」
はトレードオフだそうです。
「見込客数」が増えれば
「成約率」が落ちる。
その逆も然り。
僕の仕事としては
「見込客数」を絞って
「成約率」を上げることを
考えていこうかな〜
と思っている今日この頃です。