オレオレ詐欺の被害総額を聞いてびっくりする位の世の中ですが…
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僕は
いつもいる生活圏とは
違う場所を歩くのが
大好きです。
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いつもと違う場所に
行ったら…
「山がこっち方面にあるから
この辺りから
傾斜が付いてるのか」
とか
「川が流れているから
この辺りは低地で
鉄道が通って
いるのかな~」
なんてことをすぐに
考え始めます。
その他
「この辺りは神社仏閣が多い。
どういう歴史があるのだろう」
とか
「この辺りの建物は
シャッターが降りているけど
作りからすると
旧商店街だったのだろう」
とか
「碁盤の目のように道路が
走っているけど
時々斜めに走っている
道路もあるな~
新しい道路みたいだな~」
とか
「この街の主要産業は
何だろう」
とか
「商業がこの辺りにあって
製造業がこの辺りにあって
住宅がここに貼り付き
行政機関がここに出来たと
いうことは
◎◎(これまで僕が行った土地)
と同じ作りだな~。
歴史も似ているんだろう…」
そんなことばかり
考えて歩いています。
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さて、さて…
ある街をフラフラ歩いた後、
パワーセンターっぽいところ
にたどり着きました。
ちなみに…
パワーセンターとは
郊外に立地しており、
ディスカウントショップ
などといった安売り店が
集合したショッピングセンター。
これは1980年代後半より
アメリカで普及した業態であり、
土地の安い、幹線道路沿いに立地し、
車で訪れる顧客を対象としている。
(Wikipediaより)
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日本の場合、
アメリカとは事情が違うので
上記説明は
少し合わないと思っていますが…
それは別の話。
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(話戻して…)
僕は知らない街の
パワーセンター敷地内に
足を踏み入れました。
そして
核テナント等の配置を
確かめながら
広い駐車場を歩きました。
その時
僕の3メートル前には
背の高い体格の良い
若い男性が歩いていました。
僕は走っている車を見て
「駐車場内の車の流れが
よくわらかんな~」
と思いながら
キョロキョロしていると
僕の前を歩くその男性が
急に走り出しました。
「なんじゃー」と思った瞬間
自転車に乗っていたと思しき
おばあちゃんが倒れているのが
目に入りました。
その男性はおばあちゃんに
手を貸そうと走ったみたいです。
僕も状況が飲み込めた瞬間
走り出しました。
(運動不足ゆえ
足がもつれましたけど…汗)
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体格の良い男性が
おばあちゃんに手を
貸していると、
そこに
走ってこられた
40代くらいの女性が…。
その女性はおばあちゃんに
「痛いところないですか?」
とか
「急に立ち上がらないで…
痛いところがないか
確かめながらゆっくり
立ち上がりましょう」
と声をかけてくださっています。
その様子を確認した僕は
おばあちゃんが乗っていた
自転車を車の邪魔にならない
所に移動しました。
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おばあちゃんは
「ありがとうございます。
大丈夫です。
ありがとうございます」
と何度もおっしゃっています。
そして近くの店の店員さんも
駆けつけて下さいました。
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その状況を見て安心した
体格の良い男性は
その場を去ろうとしました。
僕が、その男性に
「ありがとうございました」
と言うと、
その人はたどたどしい日本語で
「こちらこそ
ありがとうございました」
とおっしゃいました。
男性のお顔を見ると
海外の方。
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その時、
どこの国の方であろうとも
困っている人がいて
自分に何かできそうなら
手を貸そう
と思われるのだな~
としみじみ感じました。
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その男性との挨拶が終わり
後ろを振り返ると
おばあちゃんは自転車を押し
歩き始めてました。
骨など折ってなかったようです。
良かったです!!!
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その後、
パワーセンターの敷地を出て
少し歩いて茶畑に出ました。
戦争だとか、
強盗グループだとか、
オレオレ詐欺だとか、
嫌なニュースが多い昨今ですが、
そんな嫌な世界はまだ一部なのかも
知れませんね。
もっと世の中は
良いものかもしれない…
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普段から僕は
僕のことを
心が狭い
自分勝手嫌な奴
と思っていますが
その日は
こんな僕でも
少しは人のお役に立てたかも…
と思うことが出来ました。
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実は
人は人のお役に立てると
嬉しいのは自分だったり
するのかも知れませんね。
あの場にいた皆様のおかげで
僕は自尊心を上げることが
出来ました。
P.S.
それにしても
連携がうまくいってたな~
振り返ってみるに…
皆さんが
他の人の動きを見て
自分の出来ることを考え
動いていたのだな~
と思いました。
そんな従業員さんが
多い企業は強そうですね。
そんな強い企業になるための
サポートが出来れば本望です。