解は一つじゃない!セカンドオピニオンを…


日本テレビの
「行列のできる法律相談所」
という番組をご存じでしょうか?

複数の弁護士先生が、
ある1つの紛争を
ドラマ仕立ての映像で確認し

「有罪」か「無罪」かを
ジャッジする
バラエティ要素満載の
TV番組です。


複数の弁護士先生は
同じドラマ仕立ての映像を
見るわけですし、

法律も同じようなものを
用いて論ずるので、

結論としては同じことを
言われるのかと思いきや、

全く違うのです。


同じ法律を用いて
論を展開するのでも、

法律の解釈が違うので
結論が変わってくるようです。

う~ん。興味深いです。


さて、さて、

僕たち中小企業診断士は
複数人で一つの企業さんに
お邪魔することがあります。

当然ではありますが、

その際には
同一の企業さんを診るので

複数の中小企業診断士であっても
同じような戦略を推すのか
と思いきや…

人によって
主張する戦略が違うのです。

(これが面白いのです!)


おそらく

これまでの経験の違いや
性格の違いから
このようなことが起こる
のだろうと推測しています。

経験の違いというのは
わかりやすいので
説明はしません。

性格の違いというのは
「イケイケどんどん」
的な性格の人は
攻める戦略を
推す傾向にあり、

「ちょっと待て」
という慎重派の人は
守りを固める戦略を
推す傾向にあるようです。


どちらが正解
はないと思います。

けれども
強いて言えば…

経営者の心情に近い方が
その経営者にとっては
正解かも知れない

とは言えるかも…


しかし

イケイケどんどん経営者の
もとに

イケイケどんどん
中小企業診断士がアドバイスに
行ったら、

「やれー、攻めろー、
どんどん行けー」

という選択をして
破滅に向けて加速度を付けて
進むということにも
なりかねません。

怖い!怖い!!


医療の世界には

セカンドオピニオン
という言葉があるかと
思います。

僕たちの世界にも
セカンドオピニオンが
あって然るべきと思います。

相手と
「合う」「合わない」
という相性のようなもの
もあるでしょうし…


弁護士、税理士、中小企業診断士
など士業はたくさんいらっしゃいますが

「セカンドオピニオン」的な
利用をしている人は
少ないのではないかと感じています。

「これは何か違う」
「違和感あるな~」

と感じるようなことが
何度もあれば
是非セカンドオピニオンも
選択肢に入れて下さい。

P.S.
お客様を囲い込む士業

お客様を依存体質に
してしまう士業

が時にいらっしゃるかも
知れませんが、

僕的にはちょっと違和感。

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